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大腸がんの再発予防を知る

大腸がんの再発について

早期の大腸がんは手術後再発率が低いがんと言われています。がんの進行度によって再発率は高くなり、ステージⅢでおよそ3割の方が再発すると言われています。がんが再発してしまうと完全に治すことも難しくなりますので、手術後に再発を予防することはとても重要になります。

ステージ別の5年生存率

結腸がん 直腸がん
ステージⅠ 90.1% 91.1%
ステージⅡ 81.6% 83.2%
ステージⅢ 80.2% 77.9%
ステージⅣ 18.8% 26.4%

術後再発率

ステージⅠ 5.7%
ステージⅡ 15.0%
ステージⅢ 31.8%

大腸がんの再発予防について

大腸がんは手術後5年以内の再発が多く、手術後5年間の経過観察が必要とされます。
通常は手術後の最初の3年間は3か月~半年に1度の頻度で腫瘍マーカー検査やCT検査を実施し、その後2年間は半年~1年に1度の頻度で同様の検査を実施します。
ステージⅢの場合、手術後に再発予防として6か月間の化学療法を実施することが推奨されています。ステージⅡでも再発リスクが高い場合は、手術後の化学療法を実施する場合があります。

大腸がんの
再発についてです

Q
大腸がんのがん再発について教えてください。
A

大腸がんのがん再発のリスクは、そのステージによってかなり違います。早期の大腸がんでは、がん再発のリスクは、とても低いけれど、例えば3期(ステージⅢ)の大腸がんでは、手術しても、概ね3割程度の方が再発するといわれています。
したがって、進行の程度により、がんが再発すると完全に治すことがとても難しくなってきます。進行程度に関わらず、いかに手術後に、がんを再発させないか、ということがとても重要になってきます。

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