乳がんの再発予防を知る

乳がんの再発について

乳がんは、がんの増殖が遅いと言われており、再発は手術後2年から5年前後くらいに起こることが多く、中には10年から20年を経過してから再発することもあります。乳がんは遠隔転移してしまうと予後は不良となり治癒させることが難しいケースがあり、手術後の再発を予防することが重要です。

再発しやすい臓器・部位

骨、肺、肝臓、脳と言われています。また、他のがん種と異なり、乳がんの再発リスクは10年後もあると言われています。

ステージ別の5年生存率

ステージⅠ	96.9％
ステージⅡ	88.0％
ステージⅢ	83.3％
ステージⅣ	40％

乳がんの再発予防について

治療後は、主にマンモグラフィ検査が定期に行われます。
乳房温存の場合は、放射線療法終了後6か月後以上経過してからマンモグラフィ検査、その後年1度の頻度で同様の検査が行われます。
再発をきたす可能性の高い場合は、治療後3年以内は3か月～半年ごと、4～5年目は半年～1年ごと、5年以降は年1回の注意深い問診・視触診を行うことが推奨されています。
手術後に再発予防として再発リスクを検討した上で化学療法やホルモン療法など適切な治療法が選択されます。

乳がんの
再発についてです

Q 乳がんのがん再発について教えてください。

乳がんは、比較的進行の遅いタイプのものもあります。手術後3年以内に、がんが再発する方もいらっしゃいますけれども、長いと10年以上経ってからがんが再発するようなケースもあります。
がんの再発は、乳房の周囲、あるいは、腋窩（えきか）のリンパ節といった局所的な再発の場合と、肺・肝臓・骨などの遠隔転移によるがんの再発があります。局所的な再発は、再手術することで治せる場合もありますが、遠隔転移や離れた臓器への再発の場合は、治癒させることが難しくなってきます。
したがって、手術後のがん再発予防を十分に行うことが大切といえます。

がん免疫細胞治療の再発予防等の症例については医療機関の情報をご確認ください。